筋肉痛のときは筋トレする?しない?
筋トレには落とし穴がある
筋トレをした後で、筋肉痛になるのは誰でもありますが、痛いまま続けることは結論から言えば良くないです。
ジムのトレーナーに言わせれば、少々の痛みは根性で克服しながら、といった指導をする場合もありますが、単純に「筋トレ=筋肉がつく」というわけではありません。
筋トレをした部分の筋肉は、2〜3日間は最低でも間を空けるのは普通です。
筋繊維が疲労から修復される期間が必要だからです。
筋肉は回復するときに新しい筋肉がつき筋肉が大きくなった行くのです。
回復する前の無理な筋肉酷使は逆効果なのです。
そのため、筋トレを行う場合には、酷使した筋肉は休ませながら、種類や順序を変えて行うのが基本なのです。
筋トレ前後は、ストレッチや軽目のジョグで体を温めてから行うのが基本ですが、効率良くトレーニングするのであれば、筋トレ後は筋肉に乳酸がたまっているので、その部分の筋肉は休ませながら、使っていない筋肉のトレーニングを行うことが大切です。
筋肉痛になっている筋肉をわざわざ更に鍛えるのではなく、休ませながら、別の筋肉を鍛えるのが効率の良い賢いやり方なのです。
体を鍛える箇所は、無数にあるわけですから、そのために筋トレを行う場合には、鍛える箇所の順番を決めてから行うのです。
筋肉痛を継続させた運動は筋肥大にはならない
結論から言えば、筋肉痛が残っているときには、筋トレはしない方が無難ということになります。
筋肉痛になるまで肉体を追い込むことで、筋肉が付いたと思う人が意外と多いようですが、それは違います。
筋肉痛になるまで、筋肉を追い込むことは、一つの指標ではありますが、一流のボディビルダーやスポーツ選手になりますと、筋肉痛が出るほどのハードトレーニングは行いません。
筋肉を成長させるのは、筋肉を休ませることも運動の内と分かっているからです。
個人差はありますが、どれくらいの刺激で、翌日に回復するかを心得ている人は、鍛える筋肉の順番を計画的に実行しています。
必ずしも筋肉痛になるまで筋肉を追い込む必要はないのです。筋肉痛になるまで追い込む運動ではなく、自分にあった強度なトレーニングをすれば良いのです。
筋肉が常に傷付いた状態で継続しますと、それはオーバートレーニングになり、そのことで、スタミナの低下、慢性的な体のだるさ等が症状として出ます。
結果的に、1〜2週間程度の休養を取ることにでもなれば、長期的に見れば、筋肉の成長にとってはマイナスです。
焦らず筋肉を休ませながら、長期的な視点でトレーニングに取り組むようにしたいものです。